就活用証明写真はこれでもう迷わない!撮り方徹底解説

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就活用写真

「伊勢丹で撮れば受かる」とか、「背景はグリーンやオレンジなど、見慣れない色にすると目立ってgood」など、いろいろな噂がまことしやかに語られる就活用の証明写真ですが、それだけ関心が高いということでしょうし、就活生のみなさんも情報を求めているということだと思います。

そこで今回は就活用証明写真は「どう撮るのがベストか」をテーマに、カメラマン的視点から少し深く考察してみたいと思います。

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そもそも「就活用証明写真」の意味とは

エントリーシートに顔写真を貼り付ける意味とは?それは自分が採用する立場に立って考えればわかりますが、顔写真にはその人を知るための情報がふんだんに含まれている、からです。

顔が全てではない!そう言いたくもなるでしょうが、おそらく皆さん自身が、他の人の顔からたくさんの情報を読み取っているのではないでしょうか?

文字だけでは伝わらない応募者の情報を端的に伝えるツールとして3×4cmの顔写真ほどうってつけなものは他にない、と言ってもいいでしょう。

そこでその顔写真からどのような情報を読み取ってもらいたいか、という方向性で写真を作成していくことが大事だとわかります。

就活用としては以下の点が挙げられるのではないでしょうか。

  • きちんとしている
  • 違和感が無い
  • 丁寧さが感じられる

ひとつずつ説明しましょう。

「きちんとしている」は、髪型や服装、メイクなどが整っているか、社会人としておかしくないか、という点。

「違和感が無い」は、背景の色や、スーツの色・形が突拍子も無いものだったり、奇抜なライティング(照明)や撮り方だったりしないかという点。

「丁寧さが感じられる」は、枠に対してまっすぐ綺麗に貼れているか、顔の上下左右の余白はや大きさはバランスよく均等であるか、等です。

どれも至極あたりまえのことですが、当たり前のことを当たり前にする、ということが社会人としての基本ですね。

2番目の違和感が無いに関しては、逆にひっかかりを作って、採用者の印象に残ろう!というスタンスもありますが、そのひっかかりが採用者にとってプラスの印象になるのかマイナスの印象になるのかは、はっきり言って読めません。

したがってそんな賭けをする必要は全くない、と言ってよいでしょう。

以上の基本を踏まえて、以下個別の要素を見ていきましょう。

表情の作り方

撮影時にコントロールできる要素としては、まずは表情ですね。では、どのような表情を作るか。一言でいえば「好印象」ですね。(笑)

この捉えどころのない「好印象」ですが、こちらでコントロールすべき要素は、ほぼ決まっています。それは以下の3点です。

  • 口角をあげる
  • 目をしっかり開く
  • 左右のバランスを揃える

「口角をあげる」、「目をしっかり開く」は、まあ分かるかと思いますが、「左右のバランスを揃える」というのは、たとえば口角をあげた時に、右が上がりすぎるなら意識して左をあげて左右を揃える、というようなことです。

まあ目の開き具合まではむずかしいかと思いますが、下記リンクにもあるように、女性の方であればメイクである程度カバーすることもできるでしょうし、この後説明しますが、照明でバランスをとることも可能です。

【美容】美人の証!”左右対称”にバランスよくメイクするコツ(外部サイト)

人間は心理的にアンバランスよりもバランスを、不安定よりも安定を好む傾向があるといえます。

また、もともと目の大きい人がさらに見開くと逆にコワくなるように、何事もバランスです。極端にはならないようにご注意ください。

そしてこれらはすべて鏡の前で練習可能です

自分のベストな表情を必要な時に作れる、というのは、社会人としての持つべきスキルかもしれませんので、この機会にどうぞご習得いただければと思います。

最後に、やっぱり表情というものは、根本はその時の心持ちです。

心に嘘をついても表情には出ますし、そんな顔はやっぱり嘘っぽい顔になります。ですから心から作る、というのはもっとも基本になりますね。

楽しかった場面を思い出してみるとか、好きな人のことを思い浮かべるとか、いろいろやり方はあると思います。

つまらない飲み会に付き合わされても楽しそうに笑顔を作るのが社会人としての持つべきスキルかもしれませんので、この機会に練習されてみてはいかがでしょうか?(笑)

「写真的」にはどうなの?

それでは次に写真的な要素を見てみましょう。

まずスピード写真(証明写真ボックス)についてですが、これはクオリティ重視でいく場合はNGです。

参考:証明写真でボックスをオススメしない3つの理由

スタジオで撮った写真との差は一目瞭然ですので、スピード写真はその名の通り質よりも「スピード」と価格重視なときに使いましょう。

さてそれでは写真的要素ですが、次の点を考慮してみましょう。

  • 照明
  • 背景
  • バランス

照明について

照明については、左右どちらから照明が当たっているかで印象が変わります

これは、光が当たっているほうは目立つ、陰になっている方は目立たないという特性があるからです。

また、それを生かして印象を調整することも可能です。

この場合、2種類の考え方がありまして、魅力的なサイドに光を当てるか、魅力的なサイドを陰にして全体のバランスを整えるか、です。

これは一方のサイドから撮ってみて、イマイチだなと思ったら、逆から撮って比較してみることをオススメします。

プロフェッショナルなお店なら、撮影者がそこを判断して、ライトの位置や出力を調整してくれるはずですし、逆にそれが出来ないお店はプロフェッショナルなお店ではないな、という判断もできます。

では、正面からのみ当てている場合はどうなの?となるかもしれませんが、これはあまりオススメしません。

照明を正面の上下に2灯設置して撮るパターンもありますが、これは雑誌や広告のような写真になってしまい、一般的な証明写真のイメージからはかけ離れてしまいます。(ザ・テレビジョンの表紙のような、といえばわかりやすいでしょうか?)

ただ、CAやアナウンサーのような華やかな職種にはよく使われていますね。

要は自分の職種にあった印象の写真を作るということが大事、ということですね。

(ちなみに左右どちらかにライトがあり、なおかつ正面にもライトがあるのは普通です。左右のライトがメインのライトで正面のは補助光です)

背景について

次に背景ですが、結論から言うとグレーもしくはブルーがオススメです。

基本的に写真屋さんにある背景はグレー、ブルー、白がほとんどで、この色から外れると何百枚もエントリーシートをチェックしている人からすると違和感を感じるはずです

ではなぜグレーかブルーなのか。基本的に日本人の顔は白いので、白だと背景との差がつきにくいのです(よっぽど色黒な方は白のほうがいいかもしれません)。

この点でまずグレーがベター。

そしてブルー(正確にはシアンですが)というのは赤の補色(正反対の色)なので、赤を目立たせる効果があります。

すなわち血色よく元気な感じに見える、ということですね。その点でブルーもgoodです。

グレーは顔の「明るさ」に、ブルーは顔の「色味」にコントラスト(差)をつけるという発想ですね。

また、基本的にグレーは落ち着いた感じに、ブルーは明るい感じに見えるので、職種によって使い分けるといいと思います。

バランスについて

最後にバランスの話ですが、これは左右どちらかの肩があがっているとか、顔が傾いている、アゴの上がりすぎ下がりすぎ等をきっちりと補正する、ということですね。

これは撮影者の指示にしっかり従うしかないですね。(最近はマジックミラーで自分で確認できるところもあるみたいですね)

また、撮影後すぐに撮った写真をモニターできるところがほとんどなので、気になるところがあれば遠慮なく再撮影をお願いしましょう。

あと、ネクタイのゆがみや襟の不均等なども忘れずしっかり直してから撮影に臨みましょう。ポケットにモノを入れたままもシルエットがゆがむので、全て出しておきましょう。

さらに細かいことですが、写真の四角に対しての顔の割合(大きい、小さい、程よい)や、上下左右の空き具合やバランスなんかも印象を左右するポイントなので、要チェックです。

バランスに関しては細かいことを言うとキリがないですが、「左右均等」と「程よく」ということを意識していれば良いと思います。

まとめ

以上を踏まえて今回のまとめに移りましょう。

  • 証明写真は見る人にたくさんの情報を伝えるものなので、しっかりとコントロールすることが大切。
  • 「就活用」という意味からは、「きちんと」「違和感が無い」「丁寧さ」を意識して。
  • 表情は鏡を使って練習し、ベストな表情をつかんでおきましょう。
  • 「イマイチだな」と思う時はライトの位置を入れ替えてみましょう。
  • 背景は「落ち着いた印象」ならグレー、「明るい印象」ならブルーで。
  • 何事もバランスよく。そして最後の貼る段階まで気を抜かずに。

最後に写真を貼る時の注意点ですが、のりをつけて押さえるときに、素手で写真の表面を押さえないようにしましょう。

指紋が付いて取り返しのつかないことになります。必ず紙か布を間に挟んで押さえましょう。

「就職活動」という大きな活動の中のごく一部にすぎない就活用証明写真ですら、こだわればこれだけこだわることができます。

就職活動の全てにこだわるのは大変ではありますが、悔いの無いようにとことんやってみるのもいいでしょう。

就活用証明写真については、この記事が参考になれば幸いです。