こども写真スタジオって実際どうなの!?

こども写真スタジオって実際どうなの!?

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こども写真

うちでは毎年結婚記念日あたりに、記念写真を撮っています。

伊勢丹写真室の神田家を目標に60年は続けるつもりです。(笑)

いつもはいわゆる一般的な写真館で撮っているのですが、今年は流行りの「こども写真スタジオ」に行ってみましたので、レビューします。

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写真に限らず自由に書いています。思ったこと、考えたこと、感じたこと。写真はほとんどフィルムとライカと50mmです。ブログのほうではもちょっと専門的なことを書いています。→

目次

最近流行りの「こども写真スタジオ」とは

「こども写真スタジオ」、みなさんはご存じですか?

一般的な写真館だと背景の前にみんなが並んで、はいポーズと数カット撮って終わりですが、「こども写真スタジオ」だと、おうちみたいなセットで、スナップ写真みたいな感覚で、パシャパシャと何枚も撮ってもらえます。

そしてその撮影したデータを全てもらえるのです。(今回はだいたい100枚以上ありました)

写真館だと、六切とか四切の写真を台紙に入れて、一枚いくらというパターンですが、データで全部もらえるのは非常にお得感があります。データがあればこっちで好きな写真をプリントすることもできますしね。

また、セットや小物のバリーションも多く、撮影時間も長いので、いろんなパターンで撮影してもらえます。そういう意味で写真の内容やボリュームの満足感はかなり高いです。

メリットをまとめるとこんなところでしょうか。

  • 撮影した写真をデータで全てもらえる
  • 撮影枚数が多い
  • 撮影バリエーションが豊富
  • 撮影時間が他のお客さんとかぶらないので、ゆっくり撮影できる

逆にデメリットとしては、

  • プリントが付かない(データから自由にプリントできるといっても、実際は面倒。)
  • 一枚一枚のクオリティは、1カットを時間をかけて撮る写真館と比べると、やっぱり雑な点は否めない。(そりゃそうだ)

といったところでしょうか。

要は1枚のクオリティを追求するのか、ほどほどのクオリティでたくさんの枚数もらえるのかで使い分けていけば良いと思います。私としては、七五三など節目のフォーマルな写真は写真館でしっかりと、それ以外はこども写真スタジオでカジュアルにというふうに考えています。

「たまひよの写真スタジオ」とは

今回お世話になったのは、たまひよの写真スタジオ。こちらもいわゆる「データでたくさんあげますよ」的な「データ型」のこども写真スタジオです。こういうタイプのスタジオは最近たくさんありますね。

等々。「こども写真スタジオ」で検索すればたくさん出てくると思います。

そんな中で、なぜ「たまひよ」にしたのかと言いますと、まず、この手のこども写真スタジオは初めての利用だったので、安心できるところ、ということで、大手のベネッセが運営しているという安心感ですね。(情報漏れ騒動のときに図書カードを頂いた、というご縁もありますし。笑)

あとは単純にウチから近いということですね。

ウチは仙川店に行きましたが、結構あちこちに出店しているようです。たまひよに限らず、この手のスタジオはいい勢いで出店していますね。それだけ人気があるということでしょう。

それではさっそく中をのぞいてみましょう。

清潔感が印象的。そして・・

中は白っぽい印象で、とても清潔感がある印象です。やっぱり赤ちゃんとかが相手なので、そのあたりは気を使っているのでしょう。いくつかの部屋に仕切られていて部屋ごとに違うセットにしているようです。お着替えルームもしっかりと個室が用意されています。

はじめにブリーフィングがあり、これからの撮影手順などを丁寧に説明してくれます。そしてアルバムなどをすすめられますが、わが家はそこはスルーです。(ごめんなさい笑)

基本的にカメラマンと子どもをあやす係(アシスタント)の2名体制です。最初の接客から見送りまでずっとそうでした。1組に2名で対応という仕組みなのでしょう。そしてこのお二方とも子どもをあやすのがとても上手い!

ウチの子はわりと人見知りするほうですが、わひゃひゃわひゃひゃと大騒ぎです。さすがはプロだと感心しました。

最初から最後までずっとごきげんでしたので感覚としては写真を撮りに来たというよりも、レジャーランドに遊びに来たような感じです。むしろレジャーランドにおまけで写真がついてくる、という感じですかね。(笑)

セットは昔懐かしいドリフのように、背景の板をくるりと返せば違う柄になるというしくみです。少ないスペースでバリエーションが増えるようにという工夫ですね。

その他太鼓やおもちゃのカメラやぬいぐるみなど、小物も豊富です。持ち込みも可能なので、お気に入りのおもちゃなどがあれば持っていくと良いでしょう。

うちは事前に撮影プランを練るとか、そういう面倒なことはしないので全ておまかせで撮りましたが、かなり満足度の高い写真が撮れました。

また、衣装もいくつか用意があって、お着替えも2回くらいできるので、普段着ている服と、レンタルの服で計2着というのもオススメです。

普段通りの子どもも残したいし、ちょっとモデルチックに着飾った感じも撮りたいので、一粒で二度おいしい!ですね。ちなみにレンタル衣装は無料です♪

ここからはちょっと専門的な話です。

採光は一面が全面すりガラス張りになっていて、そこから自然光を取り入れる仕組みです。ライト類はいっさい使わないようなので、天気や時間帯によって写り方は変わってくるでしょうね。

とくにここのガラス面は東向きなので、朝と夕でかなり違うと思います。まあ、好みの問題なので、どっちが良いということはないですが、基本的に午前は直射が射すので陰影が強く、午後はフラットになるのではないでしょうか。

肌荒れが気になるお母さんは午後がオススメです。(笑)

頂いたデータは場面によって色転びが見られます。撮影中グレーをとることはありませんでしたし、おそらくホワイトバランスは目視で合わせているのではないでしょうか。

また現像時にかなりいじっているようで、トーンジャンプおこしてる風な諧調の不自然な絵もありました。ただ、一般的に見て全く問題ない「ふつうにキレイな絵」だと思います。

結論!

初めての利用でしたが、今までの写真館とは全く別物と思った方がいいでしょう。

同じこども向けスタジオでも、スタジオアリスは、営業形態やシステム等かなり今までの写真館と近い感じですが、こども写真スタジオは全く別物!という印象です。

アリス含め写真館は商売する側の目線で構築されている印象ですが、こども写真スタジオは、「お客さんはこういう写真が欲しいんじゃないの?」というお客目線で構築されている印象です。そのあたりがパパママに支持されている理由でしょう。

ライティング(照明の技術)や構図、データのハンドリングなど、写真の基本的な部分はまだまだ改善の余地は多い感じですが、不思議とそういうアラが気にならない写真です。

それは技術に意識を置いているのではなく、その場の雰囲気や印象を大事にしているからでしょう。そして、まだまだ出来て間もない形態なので、これから技術的にもより進歩して、もっと満足感の高いスタジオに進化していくことが期待できます。

今回初めての利用でしたが、かなり満足しましたし、来年もまた行こうという気になっています。

ただ、毎回同じセットだとつまらないので、毎年違うお店をリサーチしていくことになりそうです。お店側としてはリピーター獲得のためには定期的な撮影バリエーションの変更が必要かもしれませんね。

そしてお店側にいっこ提案したいのが、プリントを一枚つける、ということです。ウチのように毎年撮っているお家だと、「今年の写真」というふうにプリントで保管しているので、それだけでかなりポイント高いです!ぜひご検討ください(できれば六切で)。m(_ _)m

それでは今回のまとめです。

  • こども写真スタジオは撮影枚数が多くてお得!
  • いろんなバリエーションで撮ってもらえる!
  • データはその場ですぐ持ち帰れる!
  • 写真を撮るというより、レジャーランドに来た感じで楽しめる!(子どもによると思いますが)
  • フォーマルな写真は写真館、カジュアルに撮るならこども写真スタジオ、という使い分けがオススメ!

小さいお子様がいるおうちは、遊園地に行くような感覚で、一度体験してみてはいかがでしょうか。ちなみに予算はデータ渡しのみの基本プランで3万円前後が相場です。

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