七五三写真のスタジオ選びに失敗しないために必要な情報をまとめました

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七五三スタジオ写真

七五三のスタジオ選び、どこにするか迷われる方も多いと思います。

特に最近はいろんな形態のスタジオが出てきてなおさらですよね。

そこで今回は七五三のスタジオ選びの大事なポイントをお話したいと思います。

それぞれのスタジオの特徴をよく把握して、自分にピッタリなスタジオを見つけてください♪

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写真に限らず自由に書いています。思ったこと、考えたこと、感じたこと。写真はほとんどフィルムとライカと50mmです。ブログのほうではもちょっと専門的なことを書いています。→

目次

まずはスタジオ形態で分類

昔は写真と言えば「写真館」でしたが、今ではひとくちに「写真スタジオ」といっても、たくさんの形態があります。そして現時点では大まかに次の3種類に分類できるかと思います。

  • 昔ながらの「写真館」
  • スタジオアリスに代表される「こども写真館」
  • ライフスタジオに代表される「データ型ハウススタジオ」

写真館

いわゆる「写真館」という商売は、明治時代からある古~い業態で、時代に合ったエッセンスを取り入れながらも、基本的には伝統を受け継いだ、格調高く品のある「ザ・ポートレート」という印象の写真が特徴です。

イメージ的には「社長室に飾ってある歴代社長のポートレート」のようなイメージでしょうか。

例)伊勢丹写真室の七五三写真

こども写真館

そんな感じで、写真と言えば「写真館」という時代が長く続いた後、こども写真に特化した「スタジオアリス」が誕生します。衣装何着着ても無料!撮影何ポーズも撮ります!というこれまでの常識をくつがえすような発想で、東証一部に上場するまでに成長しました。

パパママ、じいちゃんばあちゃんの「こうあってほしい」という潜在的なニーズを引き出し、それをうまく商売に結び付けた見事な成功例ですね。

写真の撮り方も写真館のような技術重視で1カットに長々とこだわるのではなく、表情重視でいかにすばやくたくさんのバリエーションを撮れるか、という撮り方であり、それもまた実際のお客のニーズに合っていたと思います。

もちろん、旧来の写真館からの参入や、別業種からの参入などマネするところが続出し、スタジオアリス的な形態はもはや一つのジャンルとして認知された感がありますね。

例)スタジオアリスの七五三写真

データ型ハウススタジオ

そしてそんな中、さらに革命が起こります。

「ライフスタジオ」というこども写真スタジオが、半年先まで予約でいっぱいという状況を作り上げます。

このスタジオの革命的な点は「撮影データ全て」差し上げます、という点(実際は80カット程度にセレクトされますが)と、「おしゃれな撮影セット(背景)」という点でしょう。

アリス含めこれまでの写真館だと、撮影原版(ネガやデータ)は、そこから焼増しの注文が取れる大事な商売のネタであり、原版を渡すなどということは考えられなかったのですが、それを全部渡してしまうという大逆転の発想です。

そしてスタッフ手作りという手の込んだ撮影セットは、それまでバック紙の前で撮影するのが当たり前であった写真館業界にとってはかなり斬新なアプローチでした。

もともと、韓国出身の方が、日本の写真館のシステムに疑問を感じて始めたスタジオであり、「何でこうしないのかな?」と思うことを体現したスタジオなので、同じ思いを持つ若いパパママ層にあっという間に人気が広まりました。

そしてこの「データ渡し」+「ハウススタジオ」というスタイルもフォロワーが続出し、現在最も勢いのある形態となっています。

例)ライフスタジオの七五三ギャラリー

※データ型ハウススタジオについては、こちらのレビューもご参照ください。

こども写真スタジオって実際どうなの!?

形態ごとの特徴

さて前章でスタジオを3つの形態に分類しましたが、次はそれぞれの特徴を見ていきましょう。

写真館

  • 主力商品:台紙に入れたプリント
  • 料金システム:ポーズ数ごとに料金が発生
  • 撮り方:バック紙の前でポーズをとって
  • 衣装・美容着付け:衣装は自店で用意しているもの、または提携店を利用。
  • 納期:1ヶ月程度

写真館の写真の特徴は、なんといっても高い技術力に裏打ちされた完成度の高さと、商品のクオリティの高さでしょう。「どこに出しても恥ずかしくない写真」と言えると思います。

ただ、それを「面白みのない写真」ととらえる方もいるかもしれません。各店舗の見本写真をよく見て、ご自身のテイストに合ってるかどうか、よく確認してみてください。

それから、衣装・美容着付けは別料金のところも多いので、トータルでいくらになるのかは要確認です。衣装や着付けが自分達で用意できるなら、結構お得かもしれません。

写真館はこんな方にオススメ!

  • おじいちゃん、おばあちゃんにも安心して渡せる「きちんとした」写真がほしい方。
  • 自前の衣装がある方。
  • 商品はプリントのみでOKな方。

写真館の特徴を一言でいうと「安心感」でしょうか。

こども写真館

  • 主力商品:プリント・デザインアルバム・フォトフレーム等多彩
  • 料金システム:何ポーズ撮っても一律料金
  • 撮り方:ある程度背景セットもあり。ポーズも写真館に比べたらやや自由。
  • 衣装・美容着付け:何着着ても無料。美容着付けつき。
  • 納期:2週間程度

こども写真館の魅力は何と言っても、たくさん衣装を着れることと、たくさんのポーズ数が撮れることでしょう。

ただし、たくさん着てたくさん撮っても買わなければ意味がないです。買わないデータは全て処分されてしまいますので。

そもそもアリス方式の商売は、(言葉は悪いですが)無料衣装をエサにいっぱい撮ってもらって、撮っちゃたからには「買わなくてはもったいない」という気にさせるやり方なので、当初の予算をオーバーして買ってしまう方が非常に多いのです。

それを承知でたくさんのバリエーションが欲しいのであれば、写真館より全然オトクにたくさんのバリエーションが手に入るので、オススメです。

こども写真館はこんな方にオススメ!

  • いろんなバリエーションで残したい方。
  • プリントだけでなく、いろんな写真アイテムが欲しい方。
  • 衣装・美容トータルセットで申し込みたい方。

こども写真館の特徴を一言でいうと「多彩さ」でしょうか。

データ型ハウススタジオ

  • 主力商品:撮影データ
  • 料金システム:ポーズ数ではなく撮影時間で課金
  • 撮り方:セットの中でかなり自由に撮影。
  • 衣装・美容着付け:衣装の用意はお店による。衣装は無料だが、美容着付けは別料金のところも多い。
  • 納期:即日

データ型ハウススタジオの魅力は何と言っても、100カット前後の大量のデータを即日もらえる、ということでしょう。データがあればこちらで好きなようにプリントしたり、フォトブックにしたりできます。

それから、基本的にオシャレでかわいい背景のセットが魅力です。ここはお店によってカラーが出るところなので、HP等でよく確認し、テイストに合ったお店を選ぶと良いでしょう。

ただし、七五三等フォーマルな衣装のあしらいには写真館ほど慣れていない場合が多いので、「きちんとした」写真が希望の方は注意が必要です。

利用した友人の話では、こっちが気になるような衣装のみだれも気にせず撮っていたとのこと。

「きちんと撮る」というよりも「ノリの良さ」と、背景セットを生かした「オシャレ感」が最大のウリでしょう。

データ型ハウススタジオこんな方にオススメ!

  • データがあれば自分でいろいろできる方。(プリント、フォトブック、ポストカード等、個人向けの市販サービスを利用すると、お店で頼むよりも格安でできる)
  • ありきたりの写真ではなく、個性を重視したい方。
  • 撮影自体も楽しみたい方。

データ型ハウススタジオの特徴を一言でいうと「オシャレ感」でしょうか。

まとめ

ランキング形式で

安いのは?

ハウススタジオ≧こども写真館≧写真館

ちゃんとしてる感は?

写真館>>こども写真館>ハウススタジオ

オシャレ度は?

ハウススタジオ>こども写真館>写真館

オトク感は?

こども写真館>ハウススタジオ>写真館

楽しめる度は?

ハウススタジオ>こども写真館>写真館

結局のところは?

フォーマルにきちんと残したい=写真館

多彩なバリエーションが欲しい=こども写真館

オシャレに撮りたい=データ型ハウススタジオ

以上のような結論になろうかと思います。

最後に穴場情報!

今回3つの形態に分類して特徴をそれぞれみてきましたが、実際のところこれらの境界はかなりあいまいになってきています。

こども写真館のような写真館もあり、ハウススタジオのような写真館もありますので、実際のところはHPや実店舗でよく確認してみてください。

そして、写真館が始めたハウス風スタジオというのが、写真館の技術力とハウス風のオシャレ感をミックスした「いいとこ取り」で、意外と穴場かもしれません。

以上、ご参考になれば幸いです。ぜひ皆さんにぴったりのスタジオを見つけてみてください!

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